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ミニマリスト見習いの、よくばりジャーナル

民間の臍帯血バンク利用前の独り言

こんにちは、ミオグロビンです。

明日から妊娠9ヶ月です。
ついにここまで来たか、という感じです。
もちろん、これからも、なにがあるかわからない。
手帳の毎週日曜日に「○週目」って書いていたけど、今までずっと、先に何があるかわからなくて、1~2ヶ月先までしか書けなかった。
でも今はもう最後まで書ける。
すごく感慨深いです。

まだまだ、お腹の中で理由もわからず心臓が止まってしまうことがあるかもしれない。
だけど、今何らかの理由で産まれたとしても、後遺症なく育つ可能性が低くない。
これは少し安心です。

少し前は初めてアカチャンホンポに行きました。
夫が会員登録してて、感慨深かった!
新生児用の服、そんなに量は必要ではないんですが、どれもかわいくて大人買いしたくなりました。。
母が送ってくれたものでだいぶ間に合いそうなのです。
2人目のときに買い足そうかな??

妊娠すると、子どもへの愛情という名目でお金を狙われる機会が多いなあと感じます。
妊娠したときに色々無料の情報誌をもらって、目は通したし、購入品リストとかは参考にしました。
ただ、あくまで、無料でもらえるものは広告!!
購入品リストに載っているものは全て買うとどう考えても多すぎる。
そして「最愛のベビーに贈る○○ブランド」ってちょっとお高めのベビー服・ベビー用品ブランドの宣伝が載ってたりすると、私の頭の中で警戒警報が鳴ります。
そのブランドのものを購入しなかったらあたかも愛情が足りないかのように書かれている気がする…というのは拡大解釈のしすぎですが、愛情を人質にとられている気持ちにはどうしてもなりますよね!

そりゃお金があり余ってて、良いものを買えるのであれば買えばいいです。
けど、何を着たか、どの育児用品ブランドを使ったかでは子どもへの影響はそこまで大きくないと私は思いますし、まして本人は覚えてないくらいのことですから…それよりは、少し大きくなってきたときに色々なレジャーを経験させてあげたいとか、好きな本を買ってあげたいとか、その分のお金を貯めておいて学費の足しにしてあげたい。その方が大切かな、と個人的には思います。

アカチャンホンポでもらった準備品リストもなかなかのボリュームでした。全部揃えたら何十万かかるんだ…??
一応、「必要だけど見落としたものはあるかな?」と思って見たのですが、なさそうです。

子どもへの愛情を口実にされるサービスといえば、学資保険もその一つです。
学資保険、会社の人に「入った方がいい」と言われて少し検討していたのですが、入らないことにしました。

学資保険も、元本保証で満期になると少しお金が増えて戻ってきたり…逆に減るものもあったり…と色々あるようです。
しかし、満期に少し増えて戻ってくるものでも、年利にすると定期預金の金利とそんなに変わらないらしい…。
親が死亡するとそれ以降の掛け金の払い込みが免除になるにはなりますが、免除される金額は生命保険と比較しても大したことない。
しかも途中で解約すると減る。
であれば、定期預金+掛け捨ての生命保険でいいかな?と思います。
この事は夫とも改めて良く話し合わねばならない。

そして今回気になっているのは、民間の臍帯血バンク。
妊婦健診で通っていたクリニックの待ち合いで、民間の臍帯血バンクの広告が流れているので、前から気になっていたんです。
それで、調べてみたら、なんでも産まれたあと自閉症などがわかったときに治療に使えるらしい。
公的な臍帯血バンクは、寄付する形になり他の人の治療に役立ててもらえるけど、自分達が必要になったときに、寄付したからといって優先的に使えるとも限らない。そもそも分娩する病院は公的な臍帯血バンクと提携していない。
民間の臍帯血バンクであれば、保管費用は高額だけれども、私たち家族や子ども本人の治療に使うことができる。
気になる保管費用は10年で24万円くらい、毎年2万円くらい…

さっきまさにこの話を夫に持ちかけ、夫も「毎年2万円くらいであれば、払っても良いんじゃない?」と言ってくれました。
私としても、子どもがもし悪性腫瘍になったり自閉症であることがわかったときに、24万円で治るのであれば…決して高くはない…と思いました。
ウェブサイトに「チャンスは出産時だけ」「大切な子どもを守る」といった煽り文句が踊り、焦りが生じます。

ただ、同時に、「今までどのくらいの人が、実際に民間の臍帯血バンクに預けた臍帯血で治療を行い、良かったと実感したのか?」というのも気になっているんです。
いわば民間の臍帯血バンクは保険のようなものですが、では実際にどの程度、保険としてちゃんと機能しているのか?は知りたいところですよね。

臍帯血バンクに関する情報を調べようとしたのですが、かなりの割合で今検討中の民間の臍帯血バンクのサイト中の記事がヒットするので、他の口コミが探しにくいです。。。
この会社は、SEO対策にかなりお金をかけているように見えます。
しかも他に見つけられる口コミも明らかにこの会社のアフィリエイト記事!
広告にかなりお金をかけているようです。
そのお金はどこから?もちろん臍帯血保管費用としてもらう24万円でしょう。

そして、実際に使って良かった口コミがないんです…。
その会社のウェブサイトには、もちろん、「利用者の声」が掲載されています。
しかし、全部「臍帯血を預けて安心しました」「これで何かあっても大丈夫です」みたいな内容ばかりで、「実際に預けたものを使用して、こんな障害や病気がよくなりました。使って本当に良かったです」みたいな内容は無い!!
外部のアフィリエイト記事には「実際に臍帯血を使用して、病気の治療ができました」みたいな口コミも掲載されています。でも多分これ、引用している口コミは「公的な臍帯血バンク」の臍帯血利用者っぽいんですよね…読む限り…
となると、民間の臍帯血バンクで臍帯血を保管して、そのメリットを享受している人ってほぼほぼいないのでは??という疑念が今かなり膨らんでいます。

一応、検討しているステムセルという会社は国への届け出も行っているようなのですが、臍帯血が使用できる障害や病気の範囲はまだまだ研究中で、実際に使用できる症例はごくごく僅かなのだそう。(無関係の産婦人科クリニックのウェブサイトより)
今検討しているプランの保管期間は10年ですが、もし利用するのであれば、その間に研究が進んで使用できる範囲が広がるという可能性に「賭ける」ことになりそうです。
でもそこまで確からしさは高くない。

大学病院との共同研究をしているというプレスリリースも見たので「おっ」と思ったのですが、「あなたの広告費用はどこから?」問題や、実際に24万円がペイしたケース数のことを考えると…これも愛情を人質にとっている案件の色が濃いのではないかと感じています…
このことももう一度夫と話し合う必要がありそうです( ; ゜Д゜)

はあ~妊娠生活は気が抜けないぜ!!
そんな今日この頃。