お金のことは心配しなくていい?
こんにちは、ミオグロビンです。
私は小さな頃から、親に「お金のことは心配しなくていい」と言われて育ちました。
お金の話題を出すたびに「お前はそんな心配をしなくていいんだ」と言われました。
「うちはお金が無限にあるんだなあ」と思っていたくらいですよ。
※一般家庭です。地主とか富豪ではないです。
親なりの気遣いだったとは思うのですが
結果として子ども(私)が「うちはお金が無限にあるんだなあ」と思ってしまったということは、
親の気遣いは失敗だったと思うのです。
親が頑張って仕事をしているのは知っていましたが
父がどのくらい働いてどのくらい稼いでいた(いる)のかわかりません。
お金の話題を聞けなさすぎて、
「自分が大人になったときにどのくらい働けて、どのくらい稼げるのか」が全然想像つきませんでした。
「自分はお金のことを知らなさすぎてヤバイ」
「お金を稼ぐってどうすればいいのだろう、働くって何?私はどのくらいのお金を稼げるのだろう」
不安と好奇心に駆られた私は、大学受験の勉強もそこそこに、こっそりとバイトを始めました。
親も学校も知りませんでした。
友達と予備校の先生は知っていました。
私はバイトで、自分でお金を稼ぐ楽しさを知りました。
自分でもできる!と思ってとても嬉しかったです。
バイトを始めるにあたって、自分で銀行口座も開きました。
親にはもちろん内緒です。
自分でいろいろなことができるのが嬉しかったです。
大学生になったある日、
「実はあの時期はバイトをしていた」と言ったら、親に怒鳴られました。
でも妹も同じ歳のときにバイトをしていたんです。
どうして妹はよくて、私はダメなのか。
私の学校の校則では禁止されているから?
私の方が勉強できるから?
今でも納得はしていません。
私は、あの時期にバイトをするべきだった。バイトをして良かったととても思っています。
私は子どもができたら、給与明細を家族で見ながら、家族会議がしたい。
私がどのくらい働いて、どのくらい稼いで、そしてそのお金をどのように使って家計を運営しているのか、子どもに知っておいてほしい。
子どもも家族の一員なのだから。
それは権利であり責任です。
お金の心配はしなくていいよ、と言われることを、私は嬉しいとは思いませんでした。
私は知りたくて聞いたのです。
相手にしてもらえないのだと感じました。
子どもも一人の人として私は尊重してあげたいです。
そんなことを考えました。