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ミニマリスト見習いの、よくばりジャーナル

未払い退職金もらってみた

こんにちは、ミオグロビンです。

前職で勤めていた会社から退職金をちょろまかされ、先日無事に払ってもらいましたので、どんなことが起きたのか具体的に書いてみたいと思います。

退職が5月末。
6月15日がお給料の締め日で、半月分のお給料が入ったのが6月28日。
そのお給料の明細書に、「退職金の支給日は7月28日になります」と付箋が貼ってありました。

そして7月28日・・・の翌日か翌々日、退職金の支給明細書が送られてきました。
確認すると・・・少ない。
在職中に、就業規則を見ながら予め計算していた金額よりもかなり少ない。
どのくらい少ない・・・?
1/3少ない。計算のきっかり2/3の金額だ。

そして7月31日にメールにて問い合わせ。

株式会社 〇〇
人事課御中

お疲れ様です。
5月末で退職しましたミオグロビンでございます。

先日は退職金の支給と明細ならびに源泉徴収票をご送付いただき、ありがとうございました。
確認したところ、予め就業規則を見て試算していた額と異なっておりましたので
恐れ入りますが計算式を今一度確認させていただいてよろしいでしょうか?

お忙しいところお手数をおかけいたしますが
どうぞよろしくお願いいたします。

ミオグロビン


待つこと約一週間、
送られてきた封筒には、
社会保険労務士事務所から会社に宛てたFAXのコピーが。
社会保険労務士事務所が退職金を計算し、その結果のご連絡、みたいな内容で、
計算式が書いてありました。

持ち点20点×勤続年数×ほにゃらら円。

しかし私はうかつなことに、退職した後、退職金の計算を書いたメモを廃棄してしまいました(と思っていました)。
退職直前も有休日数でもめたので、まさか私に対して退職金はちょろまかさないだろうと、高をくくっていたのです。
私はちょっとだけ途方にくれました。

手掛かりは、支給額が計算の2/3であるということ。
2の倍数に関連する数を、私が3/2で計算していた可能性が高い。
一番怪しいのは・・・持ち点。
私は持ち点20点が本当は30点なのではないかとヤマをはりました。

そして8月9日、私は再びお問い合わせのメールを送りました。

株式会社 〇〇
人事課御中

お疲れ様です。
5月末で退職しましたミオグロビンでございます。

先日は退職金の詳細な書類をご送付いただき、ありがとうございました。
確認したところ、持ち点が20点のようなのですが、
持ち点の定義について再度確認させていただいてもよろしいでしょうか?

お忙しいところ再三お手数をおかけして申し訳ございませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。

ミオグロビン


もちろんこんなメールを送っても、正しいことを教えてくれる保証はありません。
とても不安でした。
待っていたら送られてきたのは・・・現金書留。
開けてみると、手紙と1万円札が入っていました。
手紙の内容は「遅ればせながら、弊社の持株会からお餞別としてお送りさせていただきます」というもの。
手紙の日付はお問い合わせのメールを送った数日前・・・ですが、それにしては届くのに時間がかかり過ぎて不自然なように思われました。
1万円送っておけば私の気がおさまるだろう、という意図が感じられるようでした。
真相はわかりませんが・・・

しかし、これはあくまで「お餞別」であって、退職金とはまた別の話のこと。
私は退職金に関する返事を待ちましたが、数週間にわたり、来ませんでした。

その間、まだ在職している元上司に、写真を撮って送ってくれるよう頼み、断られました。
まあ上司は半分経営側に足をつっこんでいるから想定の範囲内
しかし、「いつかは上司自身の身にも降りかかることと考えれば、協力してくれるかも・・・」という期待もありました。
同僚に頼もうか、誰に頼もうか・・・悩みましたが、誰も協力してくれないのではないかと思うと不安でした。
なにより、手掛かりは記憶のみで、私の計算が間違っている可能性だってあったのです。
そう思うと、協力を求めるのもためらわれました。

そんなとき、机の書類を整理していると・・・
見つけました。メモ書き。
医療費の領収書を挟んでいるファイルの中になんと紛れていたのですorz
そこにはちゃんと「大卒 3級 30点」の文字が。
送られてきた、社会保険労務士事務所が計算したFAXのコピーには、「2級 持ち点20点」の文字が。
私は早速再度メールを送りました。

株式会社 ○○
人事課御中

お疲れ様です。
5月末で退職しましたミオグロビンでございます。

今月上旬にお問い合わせをいたしましたが、お返事を頂けていないので
再度ご確認のご連絡です。

先の退職金について、持ち点を20点で計算していただいておりますが
私は大学卒で級は3、持ち点は30点ですので
正しい退職金は190,000円でございます。
差額の63,000円を早急にご送金いただきますようお願いいたします。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

ミオグロビン


ご送金いただけますか?など疑問形だと、意志が弱いと思われてしまいそうだったので、もう「絶対私が正しい!!!もらって当然である!!!」という感じを前面に出しました。
そしたら翌日に振り込まれましたwwww
お詫びの手紙付きでした。白々しい。

でも、これでもごまかされたり、返事が来ない可能性だってあったわけです。
私は電話でドヤされることを想定して、通話録音アプリをインストールし、
もしもこれでもらえなかったら労働基準監督署に行って、労基で一緒に就業規則を確認してもらいながら(労基には就業規則のコピーがあるそうです)、勧告を出してもらおう、とか
でもそれも強制力があるわけではないから、それでもだめだったら弁護士・・・でも、弁護士に頼めるほどの金額ではない・・・法テラス・・・?とか
弁護士事務所に勤めている知人に助けを頼めないだろうか・・・?とか
いろいろ考えて、とても不安でした。すごく気をもんでストレスでした。

いやー、あっさり払ってもらえて本当に助かりました。いや、充分手こずったし気をもんだけど、弁護士までいかなくて良かったです。

今は「やっぱり退職金ちょろまかされました。皆さんも気を付けて」と社員の方々に伝えて回っています。笑
同期のみんなに伝えたら、同期の一人は事前に「ちゃんと支払われるのか」「何日に支払われるのか」としつこく問い合わせまくっていたので、ちょろまかされなかったよ!と言っていて、賢い!と心底感服しました。
私は平和ボケをしていたようです。
人を選んでるんですね。舐められやすいのはわかってたけど・・・悔しい~~

でもとにかく63,000円もらえてハッピー!あきらめなくてよかった!!
・・・という体験記でした。

はあ~~~疲れた。