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ミニマリスト見習いの、よくばりジャーナル

中学生のときに1学期で辞めた先生のこと

こんにちは、ミオグロビンです。

4月になって、進学や就職、異動で新しい生活が始まった人も多いと思います。
私は転職活動をしているものの、再就職希望時期の関係でまだ新しい生活は始めていません。
オフシーズンの転職活動ですが頑張ります。

同時に、気持ち面や身体面で病んでしまう人の話もちらほらと聞きます。

新しい環境と思えば、思い出したのが中学二年生の頃の、数学の先生のこと。

その春に学校に来たばかりの、歳はよくわからない女性の先生でした。でも若い。30前後でしょうか。
毎回とても緊張していたのだと思いますが、声が高く、早口で、挙動不審にも見える。自分に自信がないらしく、何を言っているのか聞き取りにくく、教え方もわかりにくい。

私のクラスが先生をいじめはじめたのはすぐでした。
止めずに笑っていた私も同罪ですね。授業がわかりにくくて好きではありませんでした。
理由はどうあれ、大人に対してであっても、いじめてはいけないのは今になるとわかります。

ことに子どもは、大人のことを相当に丈夫だと思っているので、いじめるのも容赦ないですよね。


彼女は今どうなっているのかなと。

1学期の間はおそらく相当無理して来ていましたが、2学期からは来ませんでした。

彼女は何を考えていたのでしょうか。
なぜ自分がいじめられるのかわからずに悩んだ、あるいは、なんとなくわかるけどもそれに対してどうすればいいかわからずに悩んだ、とか。
なんとなく考えてしまうのです。
彼女はどうしていたら、私のクラスにいじめられなくて済んだでしょうか。

彼女が言っていたことで私が唯一覚えているのは
最初の授業でクラスの一人が投げかけた、「先生いくつー?」の問いに、「永遠の18歳ですよ」と言ったこと。

率直に言って、そんなこと言われても困りました。
面白い冗談だと思って言ってくれたのだと思いますが、先生自身あまり冗談が通じなさそうなのに冗談を言われると、聞いている側はどうしたらいいかわからなくなってしまう。

「はいはい、そんなことは良いから授業に入りますよ」と言う方がよほど彼女の雰囲気にあっていたと思います。
そう言っていたら多分違ったんじゃないかと思います。

求められていない冗談を言うことで、あまり好きな言葉ではありませんが「空気を読む」ことができないとみなされ、いじめがヒートアップした感は否めません。

彼女がもう少し、自信を持って堂々としていたら。
彼女がもう少し、低い声でゆっくり話していたら。
彼女がもう少し、落ち着いていたら。
彼女の授業が、めちゃくちゃわかりやすかったとしたら。

あるいは中学二年生のときの私のクラスがもっと大人だったなら?

なんであのいじめは起きたのでしょう。
どうすれば起きなかったのでしょう。

こう考えることに、なんか、意義があるような気がするのです。