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ミニマリスト見習いの、よくばりジャーナル

人と違うことをしよう

こんにちは、涙です。

人と違うことをすることで差別化を図ったりすることがありますが
闇雲に「人と違えばいい」というわけではありませんよね。
好かれる違いでなくてはいけません。
時には驚かれることも必要かもしれませんが、その場合でも好かれるというのは大事だと思います。

私が通う小学校では、各学年ごとにテーマを決めて、年に一度、市の絵画コンクールに出していました。
6年生の頃のテーマは「宇宙」
みんなロケットや銀河、惑星の絵をきれいに描いていましたが
私は自分がたくさんの宇宙人と友達になっている絵を描きました。
なんとなく「宇宙って聞いて、惑星やロケットの絵というのは、自分もきれいに描けるけどもありきたりだ。なんか描きたくない」と思っていて、「何なら描きたいか?宇宙に関するどんな絵なら自分はわくわくして描けるか?」と考えて、閃いたのが宇宙人と友達になる絵だったんです。

宇宙人とはいっても、よくあるようなエイリアンやタコ様の生物ではつまらない。私はそんなものを描きたいわけではない。
ということで私が描いた宇宙人は完全書き下ろしのオリジナルデザインでした。
(虫っぽかったりメカっぽかったりはしましたが…)

自分は天才かと思いました。他に宇宙人を描いた児童はいませんでした。みんな宇宙人描きたくないの?でも私は自分以外にそんな絵を描く児童がいないのをなんとなくわかっていました。そして先生は私の絵を見て「おおっ」と思うことも。
素朴な絵だったのですが、学年代表に選ばれて賞状ももらいました。

しかし私のへんてこな宇宙人の絵は児童の中での評判は良くなく、私が学年代表になったという校内放送が流れたとき、「なんであんな絵が選ばれるんだよ!!」と言うクラスの男子もいました。

みんなと同じことをしない私は、悪い児童だったでしょうか?
そうは思いません。
先生と私が芸術に求めているものが「子どもならではの素朴さとわくわく感」であり、多くの児童が目指したものは「なるべく綺麗で美しい絵を描くこと」であり、そこでミスマッチが起きていたという、それだけのことです。

例えば、私が「みんなと同じじゃつまらない」と言って、まったく宇宙に関係のない絵を描いたりしていたら、問題になっていたでしょう。
みんなと違えば良いというわけではありません。
好まれる範囲でのキテレツさが光るのです。

ただ、みんなと同じことをするように心がけて生きてきた人が、奇想天外なことをしようとすると、大体方向性を読み誤ります。
たまに方向性を読み誤っても「理解できないほど素晴らしい」と賞賛されたりするのですが、それはその奇想天外さを見てなにか新しい感情が自分の中に芽生えた観衆がいた場合です。
多くの場合で「突然で不可解な大暴走」と思われるのではないでしょうか。

もし、平々凡々を心がけてきた人が「ちょっと変わってて面白い人」になりたいのなら、小さな変化をつけていくのがいいと思います。
大きな変化を数こなして「これはウケた。なぜか?」「あれはウケなかった。どうして?」と考察を重ねることで、ウケるキテレツの精度を上げていく北朝鮮ミサイルみたいなスタイルもアリですが、周辺諸国もとい周りの人々からの信頼を失ったりとリスクも低くありません。地雷ちゃん扱いを受けそうです。

周りが何を求めているのかを見るのもいいでしょうけれども、極めようとするとかなり難しいです。
「周りが求めているもの」はわかりやすいものもありますが、当然わかりにくいものもあるでしょう。
わかりにくいものをわかるようになるのは、時代の流れに乗る層ではなくむしろ流れを作り出す層になるレベルで難しいので、見る目を養い、雰囲気を感じ取り、センスを磨かなくてはいけません。
平々凡々を是とした人にとっては結構なレベルアップというか、むしろゲームで言うと転生が必要なくらいではないかと思います。

そして大事なのは「自分はこうありたい」っていうイメージをしっかり持つことですね。
ウケることに対して気持ちよくなってしまって、ウケることが目的になってしまい、軸がブレると「結局、なにがしたいのかよくわからない」と思われてだんだんウケなくなります。でもウケたくて迷走してどんどん人がいなくなりそうです。
すごく安いんだけど何屋なのかわからない楽天市場のショップみたいな感じです。
安かったから一回利用したけど、その後に来るショップからの広告は何の脈絡もなく、もちろん自分には必要もないものばかりが載っている。今後も多分使わないだろう。みたいな感じです。
ウケることよりも自己実現が大事、は大原則ですね!

「自分が好きなこと」とかは一見ブレているように思えますが、人から見たら十分面白いくらいには筋が通ってたりしますから、基本は好みを通すんでいいと思います。

みたいなことを考えました!