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ミニマリスト見習い・調剤事務の、よくばりジャーナル

調剤薬局とお薬手帳1

こんにちは。涙です。


昨日調剤事務についての記事を書いたので、本日はお薬手帳について書きたいと思います。

厚生労働省が、2年ごとに、医療業界の動向や「こうしていきたい」という方針によって、医科・歯科・調剤のそれぞれの報酬点数やお薬の値段を決め直すのですが、

その改正ごとに、お薬手帳についての扱いが変わっていき、患者さま方を混乱させています。


お薬手帳の扱いについては、大きな括りで「薬学管理料」、その中の「薬剤服用歴管理指導料」という項目に含まれます。

平成24年4月改正のときは、
お薬手帳の持参に関わらず、
薬剤服用歴管理指導料は41点でした。

それが、平成26年の4月の改正で、
お薬手帳を持参した患者さまは「変わらず」41点、
お薬手帳を使っていない・持参していない患者さまは34点

という風に変わりました。

お薬手帳をポイントカードかなにかと勘違いしていらっしゃる方の中には
なかなか「手帳をわざわざ持ってきたのに安くならない」と
ご納得いただけないことも多いのですが

平成26年度の改正時の解釈は
お薬手帳は、医師や薬剤師、看護師など、一堂に会して情報を共有することができないそれぞれの専門家の方に対して、1冊あればまんべんなく、いま飲んでいるお薬について情報を共有してもらうことができる、
専門家に管理してもらえるから安心!

だから、持参すれば、前と同じ41点でOK。

お薬手帳を持っていくと高くなるんじゃないんです、
あくまで「以前と同じ点数」ということなんです。

お薬手帳をお使いでない患者さま、お持ちでない患者さまについては
いま飲んでいる薬の確認ができないので
その手数料分引いて34点となるわけです。

ですが新聞やウェブニュースで
「賢い節約術・薬局には手帳を持って行かないほうが安い!」
なんて記事も割と書かれてしまったりして

患者さまに「どういうこと?」と聞かれたり
説明してもメリットにご納得いただけなかったりで
(低価格至上主義みたいな人も少なくないので)
薬局としては心苦しい2年間でございました。

「血圧の薬飲んでるってい言えばいいや」と安易に考えている方も多いと思いますが
まず低血圧を治療する薬なのか、高血圧を治療する薬なのかがわからないので
お年を召した方なら十中八九、高血圧のほうだなと見当はつくものの
そうでない方は誤解される可能性があります。
血圧の薬を飲むケースはほとんどの方が高血圧ですが
高血圧の治療薬もいろんな種類がありますので
「血圧の薬」だけの情報では、正直あまり役に立った感じはしないというか・・・

同じ名前の薬でも
有効成分の量によって、何の病気に対して使われるのかが違ったりすることもありますし
薬に含まれている有効成分の量なんて、すべていちいち覚えられるのは、よほど薬にも関心のある方か、医療関係者かですね。
すべての情報を正確に伝えるにはやっぱり、手帳などで情報をまとめておいていただけるのが一番助かります。

先の東日本大震災
熊本でも大地震が起きましたが
持病で飲んでいる薬がある方は、
お薬手帳で以前飲んでいた薬がわかり、
(薬局にもよりますが多分口頭の確認では厳しい)
その薬局に在庫があれば
処方箋がなくても
確かお薬をお渡しできたはずです。
(あくまで、大震災等の有事の時限定です。)

なので、できるだけ、特に持病がある方はお薬手帳を持っていただいて、
できれば常に携帯していただければありがたいなと思っていたのですが。

ちょっと長くなっちゃったので
ここで一旦区切りましょう。

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